My tech diary

ソフトウェアエンジニアをやっています。技術的内容を中心に調べたことを書いていきます。

自分のエンジニアキャリアについて

閑話休題?

先日、 MicrosoftGitHub を買収するという IT 界を揺るがす大ニュースが飛び込んできました。 このニュースを聞いたときに、私もいろいろな複雑な思いを抱く一人です。

ちょっとこの話を書くと、おっさん感が出てきますが、 "おっさんずラブ" も流行ったことだし (主人公は僕と同年齢)、徒然と昔話を書いてみます。

今の IT ネイティブ世代には考えられないでしょうが、私は今でこそ PC を仕事道具にしてますが、かなり IT 後発組です。 これについては、世代というより、私自身文系家族の中で育ったとかいうのもあると思いますが。

  • 初めて IT に触れたのは小5くらいのときのワープロ (天下の Fujitsu でした。ちょうど Windows 95 が出た頃なので、ワープロ末期でかなりの高機能でした)
  • そこから遅れて、高1くらいのときに家に初めて PC が入った気がします
    • 数学の教科書に BASIC のコードが書いてあったのを覚えてますが、授業では扱わず。自分で学びたくても何をどうしたらいいのかわからない。
    • 一応、中高で情報の授業がありましたが、正直あまり覚えていない・・・
    • 高校の時、友人から HTML の本を貸してもらったのが、はじめてプログラミングっぽいことをした経験。 Hello World 出すだけで1日かかった気がします。。。 IT 初心者に教えるときは、このときの経験を参考にしたらいいんだろうな。
  • 自分で初めてノート PC を買ったのは大学3年の頃。 (Toshibadynabook でした。 Windows XP でかなり長持ちしましたね)
  • 就職後も新卒で入った会社は開発機は Windows でした。
  • 転職後、初めて MacBook を開発機に。つまり、僕のキャリアの中では mac はまだ5年なのです。

今となっては shell やオープンソース (macOS 自体はオープンソースでは無いですが、 mac はあくまで入れ物に過ぎないので) の便利さに触れた今、 Windows に戻れる気はしません。もちろん GUI にもいいところはあるので、いいとこ取りすればよくて、それでも CLI がよくできていることのメリットは計り知れないです。

で、自分の経験から思うのですが 好きであれば、何かをするのに遅すぎることはない ということ。 もちろん、早くから好きなことを見つけて、定めて、それに取り組めばその分プロフェッショナルになれるけど、決して遅いからと言って卑下したり、諦めたりすることはないと思います。

GitHub meets Microsoft

ところで、最初の話題に戻って、 MicrosoftGitHub を買収したという話題。

GitHub といえば、オープンソースの本丸のような存在。それを Microsoft が買収するというのは、昔を知る人間にとっては、なんとも不安になる話ではあります。 ただ Microsoft もだいぶオープンソース化が進んでいるようで、 TypeScript を中心に、結構有名なオープンソースも出てきました。自分からすると結構隔世の感がしますが、 Nadella CEO をはじめ、頑張った結果なのでしょう。

2010 年に Sun MicrosystemsOracle に買収された時のような悲劇が繰り返されないことだけを祈るばかりです。 (Java のその後の凋落をみれば、やはり悲劇だったと言えます)

自分の関心事

このニュースを聞いたとき、自分が一番気にしたのは、 GitHub 社製 の AtomMicrosoft 製の VSCode に吸収されるのではないかという不安。 Atom にぞっこんだった自分には酷な現実。

そもそもこの、テキストエディタIDE の中間的な位置づけのジャンル、 Sublime TextAdobeBrackets などと競合が多すぎるので、いずれ淘汰されるのは必須でした。

でも幸い Atom もその後、新バージョンをリリースしてくれているので、すぐにどうなるということはなさそうだが・・・。とはいえ VSCode もインストールして、何があっても大丈夫なように準備はしていますが。

References